日本で栽培がされているイチジクは主に「普通系生食用」の青果であり、地域によって「桝井ドーフィン」と「蓬莱柿(ほうらいし)」の二種類のいずれかが栽培されています。
「蓬莱柿(ほうらいし)」とは、江戸時代に渡来した秋果専用のイチジクの品種です。唐柿、日本酒、在来種などさまざまな異名がつけられています。樹勢が強いため開心自然形に仕立てられます。やや耐寒性があり、主に東北や北陸、中国、四国、九州地方の産地で栽培がされています。
蓬莱柿の夏果は成熟しないことが多く、出荷用に使われるのは秋果のみです。
秋果は60g前後の卵円形をしています。肉質は粗く粘質です。果皮は赤紫色で厚く、輸送性に優れています。完熟果の糖度は高めですが、完熟すると果頂部が裂開しやすくなります。
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